開發/Developer(s)/開発元:Konami
推出日期/Release/発売日:2005年6月23日
平台/Platform(s)/対応ハード:PlayStation Portable
遊戲簡介 / Introduction / 紹介
CODED ARMS はコナミが発売したPlayStation Portable用のFPSです。ランダムマップ生成を取り入れたゲーム展開は毎回新しいマップで遊べる。ローグライクゲームをFPSにしたもの。武器を成長させるシステムもあるためRPGとしての赴きもある。PSP初、かつ純日本産のFPSである。
ストーリー
20世紀末に起こったネットワーク化の波が社会の隅々にまで行き渡り、もはやネットワークを介さずに社会生活を送る事が事実上不可能となった時代。同様に急激な進化を遂げた医療テクノロジーは、デジタルデバイスを接続した脳とネットワークとの直結を可能にしていた。そんな中、辺境惑星での対異星人非開示戦争を繰り広げていたとある巨大企業複合体(メガ・コングロマリット)が、軍事用戦闘シミュレーター「A.I.D.A.」の開発に着手する。計画には大きな期待が寄せられ、莫大な先行投資が行なわれた。だが、システムに致命的な欠陥が発覚し、計画はβテストの段階で破棄されることになった。
しかし「A.I.D.A.」は消えてはいなかった。1人のハッカーによって偶然発見された「A.I.D.A.」は、ネットワーク上のあらゆるデータを取り込みながら自己増殖を繰り返し、特異な外観を持つ巨大迷宮と化していた。その噂は一瞬にしてネットワーク上を駆け巡る。既存のゲームに退屈しきっていたコアゲーマー、レアデータの収集に執念を燃やすハッカーが、その虜になるのに時間はかからなかった。
曰く、「異星人との戦争がリアルに再現された、極上のシューティングゲーム!!」
しかし爆発的なアクセス増加に歩調を合わせるように、電脳廃人(スリーパー)の数も急増していく。ユーザーの全人格をプログラム化し、バックアップなしでシステムにジャックインさせるという、狂気じみたアーキテクチャ。「A.I.D.A.」の致命的欠陥とは、シミュレーション動作中に死亡した場合、人格を復帰できないという恐るべきものだったのだ。
暴走したシステム内部では、イレギュラーな攻性プログラム「バグ」やセキュリティプログラム「ボット」が増殖し、プレーヤーの帰還率は40%を切るようになっていた。事態を重く見た関係機関が、システムの破壊・消去を試みたが、ネットワーク上のあらゆる場所に入り込んだプログラムは、もはや手出しのできる状態ではなかった。抜本的な解決策を失った彼らは、「A.I.D.A.」にアクセスさえしなければ危険性はないと表明し、これを法的に禁止する事で、事態は一応の決着をみた。
しかしその後も、「A.I.D.A.」に埋もれているレアデータへの所有欲はとどまる事を知らず、いつしかスリルと莫大なウェブマネーを引き換えに、データのサルベージを請け負う職業が生まれる。様々な強化プログラムで武装し、大金と自らの人格を賭けて「A.I.D.A.」に挑む筋金入りのハッカーたち。彼らは、蔑みと密かな羨望を込めて「コーデッド」と呼ばれた……。