開發/Developer(s)/開発元:SEGA
推出日期/Release/発売日:1995年6月30日
平台/Platform(s)/対応ハード:SEGA SATURN
遊戲簡介 / Introduction / 紹介
日本語
『 新・忍伝 』は1995年6月にセガサターンで発売された。1994年11月の本体発売から約半年後に発売された、セガサターン初期のソフトである。ゲーム自体は伝統的な横スクロールアクションだが、本作最大の特徴はキャラクターのアクションや背景グラフィックに、当時流行していた実写取り込みを使用している点だ。さらにCDロムの大容量を生かし、ステージの間には実写ムービーによるストーリーシーンが挿入される。これにより、一連の『忍』シリーズとはまったく印象が異なる作品となっている。ストーリーも一新され、シリーズで初めて、ジョー・ムサシの家系とは異なる主人公が描かれる。物語の中心となるのは、究極の武術「忍道」の創始者・鉄斎の下で忍として育てられた2人の兄弟、ショウとカズマだ。闇の組織「ガルゾ」の首領となった兄カズマは、忍道最終奥義を得るため、鉄斎の一人娘・アヤをさらう。忍道継承者となったショウは兄を倒し、アヤを救い出すため、カズマを追う。
もともと『忍』シリーズは奇妙な世界観が特徴だが、その中でも実写取り込みを使用した『新・忍伝』は、最も風変わりな作品だ。ぶっちゃけ「バカゲー」といっていいだろう。実際、発売当時からゲーム自体の内容よりも、実写ムービーのヘンテコ具合が笑いのネタになることの方が多かった。間違いなく『忍』シリーズ最大の異色作である。なお、本作は『ザ・スーパー忍』の大場規勝がプロデューサーを務めているが、開発はトーセと考えられている。また、北米版『Shinobi Legions』はビック東海から発売された。
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